
西尾市
- 洗面所・洗面台
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施工実績
築55年の木造住宅をリフォームしました。
古い家なので耐震や断熱が気になっていたそうです。
キッチンだけが離れていたり、トイレが横屋にしかなかったりと動線が悪く生活しづらかったそうです。
部屋数は多いものの収納がほとんどなく、置き型の収納で部屋が狭くなるのも悩みでした。
将来を考えて段差を無くし、間口を広げ、ドアではなく引戸にすることを希望されていました。
キッチンからリビングダイニングへの動線を良くするため、間取りを変更してLDKにすることに!
しかし、隣接する仏間は和室のまま残し、LDKを利用して法要が行えるようにしたいとのご要望。
仏間とLDKの間の建具を4枚建の片引き戸にして、広い空間になるように工夫しました。
また、キッチンが丸見えにならないように高めの腰壁を造作して対面キッチンにしました。
収納の少なさは、大容量のキッチン背面収納と、キッチンカウンター下を利用したリビング収納を造作することで改善。
また、施主様の寝室を以前のキッチンへ移動させ、元のお部屋をLDKから直通の収納部屋として使うようにしました。
廊下をLDKへ取り込み、洗面やお風呂へLDKから直通で移動するようにして、冬場のヒートショック対策をしました。
LDKの床はフローリングを採用し、キッチンの床は明るめのフロアタイルで貼り分けしました。
モカグレーの壁紙に、タイル調のアクセントクロスを採用。
以前の縁側部分を下がり天井にして、間接照明を設置しました。
キッチン側の掃き出し窓には、天井からバーチカルブラインドを設置して縦を強調。
落ち着いたナチュラルな雰囲気がお好きな施主様にピッタリのLDKになりました。
以前のキッチンです。
食事をするスペースがなく、離れたリビングダイニングまで配膳する必要がありました。
奥が以前のリビングダイニング。手前が隣接する和室です。縁側もあります。これらをLDKへとリフォームします。
洗面やお風呂に行くには廊下を通っていました。
以前のリビングダイニングと隣接していた和室を繋げ、LDKにしました。
床はイクタのフローリング材「銘木フロア シルク2P(ナラ樫)」です。
天井のクロスはサンゲツのSP9709(新品番SP2509)。ライトグレーの塗り調クロスです。
壁のクロスはサンゲツのSP9737(新品番SP2545)。モカグレーの石目調のクロスです。高級感とぬくもりを感じられます。
壁のアクセントクロスはサンゲツのFE76616。トラバーチン柄のタイル調のクロスです。
リビング側の窓は三協アルミの「マディオJ 横すべり出し窓」を採用しました。掃き出し窓からハイサイドの窓にして壁を作り、テレビボードとテレビを置けます。
縁側だった部分に下がり天井を作り、ダウンライト(ODELIC OD261893R)を配置しました。
リビング側には間接照明(ODELIC OL291402R)を設置しました。
リビング全体を照らすのはシーリングライト(ODELIC OL291481R)。シーンによって明るさも色も自由に調整ができます。
筋交いが入っていて抜けない壁に耐力合板を貼って、さらに強い耐力壁にしました。
この壁に腰壁を造作して、対面式のキッチンに。腰壁の高さは1,100㎜と手元が見えないように少し高めに設計しました。
カウンターの奥行きを広く取ることで、カウンターの下をリビング収納として利用。
用途に合わせたオーダーメイドの造作家具です。
天板はアイカのメラミンでキズがつきにくくしました。扉は天板の色・柄に合わせたポリ合板仕上げです。
上部をオープンにして、下部は3セットの開き戸付きの収納になっています。
オープンスペースは電話機が入るように高さを設計。
下部の収納は、使いやすい可動棚タイプに設計しました。
キッチンカウンター上の照明にはライティングレールを設置。
スポットライト(Panasonic LGS150VLE1)とペンダントライト(ODELIC OP252348LC1)を採用しています。
LDKの出入口です。
扉はLIXIL ラシッサSのアウトセット片引戸。
色はクリアペールです。扉の上部はチェッカーガラスを採用し、採光と人の気配が感じられるようにしました。
ドアではなく、引戸にすることで、開閉スペースが不要でデッドスペースが軽減できます。高齢者者や子ども、車いす利用者でも開閉しやすいです。
そして、空間が広く使えます。また、風通しの調整が容易で、開け放しておいても邪魔にならないところがメリットになります。
飾り棚を設置しました。
お気に入りのものを飾って、自分好みの空間を創ることができます。
ここには、亡きご主人様が生前に製作した湯呑や茶碗などを飾って、いつでもご主人様を感じられる空間にしたいそうです。
それらを照らすのは、ブラケットライト(KOIZUMI AB52228)です。
システムキッチンはTOTO ミッテです。
扉色は木目柄のアカシアキャメル。
ワークトップとシンクはステンレスを採用しました。
引き出しタイプの収納にして、ものの出し入れがスムーズにできます。取っ手は握りやすいラウンド取っ手(ステンレスシルバー)を採用。
食器洗いをラクにしてくれる「食器洗い乾燥機」を採用しました。
コンロは2口のIHとラジエントヒーターの組み合わせ。
レンジフードはスーパークリーンフードです。ノンフィルターなので、お手入れがラクラク。
構造上抜けなかった壁にレンジフードがスッキリ収まります。
キッチン周りの壁は表面がつるつるで、汚れを拭き取りやすいキッチンパネル(ホワイト)で仕上げています。
キッチン背面収納です。
食器棚や家電収納、パントリーとしても使える大容量収納です。
建具はLIXIL ラシッサS クローゼットドア引戸(連動タイプ、プレシャスホワイト)を採用。天井に届きそうな大きな扉にしました。
奥に見える扉(LIXIL ラシッサS アウトセット片引戸、クリエペール)はキッチンへの出入口です。
リビングダイニングを通らずに、キッチンに入ることができるので、荷物の搬入に便利です。
背面収納の右側は冷蔵庫置き場になります。
南海プライウッドのキッチン収納 フリモを採用しました。
収納の右側は家電を収納できる工夫が施されています。下段は蒸気が出る家電のための、スライドテーブル。中段は重量用棚受が設置されているので、オーブンや電子レンジなどを置くことができます。
収納の中央と右側は可動棚なので、自由に収納することができます。
収納内の壁はフィルム汚れ防止壁紙(サンゲツ RE76391)で仕上げました。汚れが拭き取りやすく、キズにも強いクロスです。
LDKとキッチンの床を貼り分けました。明るい色合いの石目柄のフロアタイル(サンゲツ IS-2602)です。
耐久性や耐水性に優れているので水まわりの床にはピッタリ!
掃き出し窓には、バーチカルブラインド(TOSO コルト、プラチナグレー)を採用。天井に取り付けて縦を強調しています。
LDKと隣接している仏間を仕切る建具です。
YKK AP ファミットC(クロスタイプ、片引戸4枚建)を採用しました。
クロスタイプは壁と同じクロスを貼って仕上げることができます。LDKの壁と同じサンゲツ SP9737で仕上げました。
扉を天井まで高くすることで、空間の広がりを演出します。
LDKと隣接している仏間を仕切る建具を開けた写真です。
施主様の『法要を行えるようにしたい』というご要望に応えることが出来たのではないでしょうか。
1つの大きな空間として使用できるように工夫しました。
【Point1】天井までの高さがある扉なので、視線を遮ることがありません。
【Point2】あえて4枚建の扉にして、扉1枚ずつをスリムにしました。新しく作った薄壁に扉がピッタリと収まり、広い開口部を確保しました。