
西尾市
- 内装
works
施工実績
施主様は、長年シックハウス症候群に悩まされてきたそうです。
「長い時間を過ごすLDKを快適に過ごせる場所にしたい」と、今回のリフォームを決断されました。
シックハウス対策として、壁を珪藻土の塗り壁にすることにしました。珪藻土は、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着・分解する効果があります。
全面の壁を珪藻土の塗り壁にするのではなく、1面の壁をLIXILのエコカラット(エコカラットプラス)を貼ってアクセントに!
エコカラットも、家具や他の建材から発揮する有害物質を吸着し、濃度を低減する効果があるので、シックハウス対策にピッタリの商品です。
実際に生活を始めてみると、シックハウス対策とは別の嬉しい効果も現れたそうです。それは、『テレビの音がすごくいい!』というもの。珪藻土とエコカラットの壁には吸音効果があり、反響をやわらげ、よりクリアな音響空間を作ることができます。
キッチンは使用年数が経っていたうえに「コンロをガスからIHにしたい」ということで、新しいキッチンへ交換しました。
LDKに収納が少なくラックやチェストを使用していましたが、ものが丸出しになって見た目がごちゃごちゃしてしまうのが悩みだった そうです。
そこで、施主様の使い勝手に合わせた完全オーダーメイドの造作家具を作ることにしました。
壁幅いっぱいのカウンターの下に収納、一部をパソコンデスクとするオリジナルの家具です。サイズや色、引出しの数など細部までこだわることができます。
料理をしている奥様の横で、パソコン作業をするご主人様。会話が弾んで楽しく過ごせそうですね。
施工前のLDKの写真です。
LDKに収納が少なくラックやチェストを使用していました。
キッチンの前には明かり取りと通気のための窓がありました。
廊下を行き来する出入口がありましたが、ほとんど使用されていませんでした。
隣接する洗面脱衣室へ続く扉です。サイズが合っていないのが悩みでした。
床には床暖房が設置されているため、既設利用します。
キズや汚れがつかないように養生しました。
壁に貼ってあったパネルや建具、キッチンを解体します。
壁の中に電気配線を施します。
壁にプラスターボードを貼りました。穴が開いている部分は、コンセントやスイッチなどが設置される部分です。
造作家具を設置し、塗装をします。
新しい建具を入れ、壁に珪藻土を塗り、エコカラットを貼ります。
シックハウス対策の珪藻土の塗り壁です。珪藻土は日本ケイソウ土建材の「エコ・クイーン」を採用しました。
コテの塗り跡を残すように仕上げています。
天井は、クロスを貼り替えました。採用したクロスは、シンコール SLP242(新品番:SLP311)。塗り壁に合う、大胆なコテの表情が空間に広がりを与える石目調のクロスです。
床暖房が設置されていたため、床は既存利用にしました。
新しいキッチンは、クリナップ ステディア。間口が3,000mmある、大きなキッチンです。扉カラーは、ソナタウッドチェリー。ナチュラルな縦木目が特徴です。
取手にはロングバーアンティークを採用しました。
以前のキッチンは吊戸棚のサイズが大きいものでした。今回は、高さを700mmにしました。レンジフードとも高さが合い、見た目がスッキリしました。
天井が高いため、吊戸棚の上に垂れ壁を造作して、高さを調整しています。
レンジフードは「とってもクリーンフード」を採用しました。油汚れをしっかり捕集しつつ、お手入れが簡単という特徴があります。キッチンの扉カラーと同じ化粧板で仕上げてあるので、統一感があります。
コンロは「ガスからIHにしたい」というご要望通り、3口IHヒーターを採用しました。
レンジフード連動機能付きなので、IHヒーターを点火すると自動で換気がスタートします。
ワークトップの素材は、「錆びにくい・熱に強い・優れた強度を持つ」などの特性があるステンレス(バイブレーション仕上げ)。『美コート』という親水性のセラミック系特殊コーティングで、汚れやキズに強くなっています。
シンクは、『流レールシンク ワイド(ステンレス)』を採用しました。水が流れる力でゴミや汚れを「流レール」という水路に集め排水口まで運びます。
吊戸棚は「ハンドムーブ」を採用しました。しまった食器や調理機器を手動で目の前の高さまで降ろせます。
向かって左側は「収納タイプ」、向かって右側は「水切りタイプ」を採用。
水切りタイプは棚が水切りになっているので、洗った食器や調理器具の水切りに使えます。ワークトップの上にものを置かずにすむので、スッキリ。
以前の窓は、ほとんど開けることがありませんでした。通気は不要でも、採光は必要。
以前の窓を撤去して、新しい窓に交換。
窓は、三協アルミ マディオJのFIX窓。FIX窓とは、「はめごろし窓」とも呼ばれる、開閉できないように固定された窓のことです。
ガラスには防犯ガラスを採用しました。ガラスとガラスの間に特殊な膜を挟み込んだ、割れにくいガラスです。
隣接する洗面脱衣室へ続く扉です。サイズが合っていなかった扉を取替えました。
扉はLIXIL ラシッサD パレットのピンクアッシュを採用しました。
刷毛でペンキを塗ったようなムラがあり、手作り感のある扉です。
上部はチェッカーガラスになっているので、人の気配を感じることができます。
LDKの出入口の扉と収納の扉も同じ色で統一しました。
キッチンパネルは、アイカ セラール(メラミン不燃化粧板)の「シェルタイル/ブルーミックス(FAN1721ZMN])を採用しました。キッチンの前面の壁と左側の窓までの壁に貼ってアクセントにしています。
ダイニングテーブルは、以前のものを再利用。生活をする中で、キズや汚れがついてしまった天板。その天板の表面を削って、クリア塗装を施しました。これには、施主様も大満足だそうです。
キッチンと直角になるように、造作家具を設置しました。キッチンの高さに合わせて、壁一面にカウンターを製作。
カウンター上は家電を並べて使用します。予め家電の配置を決めて、それに合わせて壁にコンセントを設置しました。
カウンター下は、キッチンと直角になる部分はオープンにしてゴミ箱置き場にしました。見える部分には可燃ごみ用のゴミ箱。奥には空き缶やペットボトル用のゴミ箱などを隠すことができます。
中央部分は、引出し収納。引出しのサイズや段数などは、好きなように設計することができます。
カウンターの左側は、パソコンデスクです。
カウンターと一体化させて、見た目スッキリ!
足下の奥には幅の狭い棚を取り付け、パソコンの本体やルーターを置けるようにしました。
引き出し式のキーボード置きは使用する時にだけ引き出せるので、邪魔になることはありません。
造作家具の色は、キッチンの色に合わせて塗装しました。
たくさんのアイデアとこだわりが詰まった、完全オーダーメイドの造作家具が出来ました。
あまり使われていなかった出入口を塞ぎ、新たな壁にしました。その壁にアクセントとして、LIXIL エコカラット(エコカラットプラス)を貼りました。珪藻土と同様にシックハウス対策になります。
採用したエコカラットは、ヴィストNX(クリーム)です。ライムストーン(石灰石)の繊細な柄と陰影感のあるレリーフ(浮き彫り)の組み合わせで、ナチュラルな空間を演出。
生活を始めると、シックハウス対策とは別の嬉しい効果が出現!
珪藻土の塗り壁とエコカラットの吸音効果によって「テレビの音がすごくいい!」そうです。