フローリングの選び方を解説

西尾市でリフォーム&リノベーションを行う「こもれびデザインホーム」です。
今回はフローリングについてです。
床がふかふかする、床鳴りがする、キズが目立つなどを理由にフローリングの張り替えを検討中の方もいるのではないでしょうか。
ひとくちにフローリングと言っても、種類や機能がたくさんあることをご存じですか。
機能だけでも、滑りにくい・掃除の手間がかからない・キズが付きにくいなどがあります。
では、フローリングの選び方について解説します。
フローリングの種類を選ぶ
フローリングとは木質系の床材のことです。
種類は無垢フローリングと複合フローリングがあります。
無垢フローリングは天然木100%なのに対し、複合フローリングは集成材や合板などの基材の表面に化粧材を貼り合わせてできた床材です。
複合フローリングは表面の化粧材によって3種類に分かれます。
では、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
無垢フローリング
無垢フローリングとは、丸太から切り出した一枚板をフローリング材にしたものです。
天然木100%!何も混ざっていません。
無垢フローリングのメリット
- 天然木の質感や香りを楽しめる
- 柔らかく温かみがあり、冬場でもひんやりしない
- 色合いの経年変化を楽しめる
- 調湿効果がある
- 多少のキズは少し削れば修復できる
無垢フローリングのデメリット
- 温度や温度変化によって割れや反り、伸縮など変形をしやすい
- 床暖房対応は難しい
- 水に弱く、濡れたままにしておくとシミになる
- キズが付きやすい
- 定期的に自然由来のオイルやワックスを塗るなどのメンテナンスが必要
挽き板フローリング
挽き板とは、天然木を2mm程度の厚みで切り出した板材のことです。
これを基材の表面に貼り合わせた床材を挽き板フローリングといいます。
挽き板フローリングのメリット
- 天然木の質感や香りを楽しめる
- 色合いの経年変化を楽しめる
- 表面にキズが付いても下の基材が見えることは、ほとんどない
- 床暖房に対応した商品もある
挽き板フローリングのデメリット
- 温度や湿度変化による割れや反り、伸縮など変形することがある
- 定期的に自然由来のオイルやワックスを塗るなどのメンテナンスが必要な場合もある
突き板フローリング
突き板とは、天然木を0.3mm程度のシート状にスライスしたものです。
これを基材の表面に貼り合わせた床材を突き板フローリングといいます。
突き板フローリングのメリット
- 天然木の質感を楽しめる
- 無垢フローリングや挽き板フローリングのような変形の心配がほとんどない
- 床暖房に対応した商品が多い
突き板フローリングのデメリット
- 化粧材が薄いため深いキズが付くと基材が見えてしまう
- キズの部分から化粧材が剥離することがある
- 天然木本来の柔らかさや温かさはない
シートフローリング
シートとは、樹脂フィルムやオレフィン、紙などに木目調や石目調を印刷したものです。
これを基材の表面に貼り合わせた床材をシートフローリングといいます。
唯一、天然木を使用していないフローリングです。
シートフローリングのメリット
- 天然木を一切使用していないので低コスト
- 印刷なのでデザインが豊富
- ワックスがけといったメンテナンスの必要はない
- 耐水性、防水性、防滑性などの機能性の高い商品が多い
- 床暖房に対応した商品が多い
シートフローリングのデメリット
- 本物より安っぽく見えてしまうことがある
- 化粧材が薄いため深い傷が付くと基材が見えてしまう
- キズの部分から化粧材が剥離することがある
- 日に焼けてシートが黄ばむことがある
フローリングの機能を選ぶ
【部屋別】
どの部屋に使用するかを基準に選びましょう。
ごく一部の部屋についてですが、おすすめの機能を紹介します。
リビング
家族や来客など人が集まる場所であるリビング。
掃除がしやすく、キズが付きにくいものがおすすめです。
さらに、見栄えの良いものや床暖房対応などもあります。
キッチン
水汚れや油汚れが気になる場所であるキッチン。
毎日のお手入れがラクになる機能を選びましょう。
おすすめの機能は、水や汚れに強く、掃除がしやすいものです。
洗面脱衣室
水に濡れる心配や湿気の多い場所である洗面脱衣室。
カビの発生や腐食を防ぎましょう。
おすすめの機能は、優れた耐水性です。
トイレ
水漏れや尿はね、トイレットペーパーから出たゴミなど汚れが気になる場所であるトイレ。
とくに尿はねをそのままにしておくと、ホコリが付着し悪臭を放ちます。
おすすめの機能は、水や汚れに強く、掃除がしやすいものです。
目地の少ないものもおすすめです。
サッと拭き取ることができるとよいでしょう。
子ども部屋
キズが付きやすい場所である子ども部屋。
走り回ったり床におもちゃを広げて遊んだり、とにかくキズがつきやすいでしょう。
おすすめの機能は、キズが付きにくく、汚れに強いことです。
【暮らし方別】
どんな暮らし方をしているかを基準に選びましょう。例えば、以下の通りです。
小さなお子さんがいる
小さなお子さんは、家の中で元気いっぱいに遊びますよね。
しかし、床にキズを付けたり落書きをしたり、食べ物をこぼして汚してしまうなんてことも。
子育て中は特に忙しく、掃除に時間を費やすことができない方もいるでしょう。
おすすめの機能は、キズや汚れに強く、掃除がしやすいものです。
ご年配の方がいる
ご年配の方が足を滑らせて転ぶようなことがあると、大けがにつながってしまう可能性があります。
おすすめの機能は、滑りにくさです。
また、歩くのが不自由で車いすを使われている場合は、キズが付きにくいものがよいでしょう。
犬や猫などのペットがいる
犬や猫などのペットが家の中を走り回る姿は愛くるしいです。
しかし、足を滑らせて転ぶようなことがあると、大けがや病気につながってしまう可能性があります。
ひっかき傷やご飯の食べこぼし、トイレの失敗などキズや汚れも気になりますよね。
おすすめの機能は、滑りにくさとキズや汚れに強く、掃除がしやすいことです。
フローリングの色を選ぶ
床の色が部屋の印象を大きく左右するといわれています。なぜなら、床は部屋の中でも面積が多く、テーブルやイスなどの家具・インテリアと直接交わるからです。
では、どのようにフローリングの色を選べばよいのでしょうか。
インテリアの配色黄金比を意識する
インテリアの色を決める際に重視したいのが配色の比率です。美しいとされる比率(黄金比)は、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%です。
これらを意識して色を選ぶとよいでしょう。
ベースカラーとは
ベースカラーとは、部屋の基調となる色のことです。
床・壁・天井などが対象となり、部屋の大半を占めます。
ベーシックで飽きのこない色を選ぶとよいでしょう。
メインカラーとは
メインカラーとは、インテリアの主役になる色です。
建具や家具、カーテンなどの面積の広いインテリアが対象となり、部屋の印象を決める色となります。
ベースカラーと同系色でそろえれば、統一感のあるスッキリとした部屋になります。
アクセントカラーとは
アクセントカラーとは、ベースカラーとメインカラーを引き立てる色のことです。
クッションや壁面装飾、オブジェや観葉植物などが対象となり、部屋の印象に変化を与える色となります。
ベースカラーやメインカラーとは対照的な色を選べば、インパクト大!
どんな雰囲気の部屋にしたいかを意識する
どんな雰囲気の部屋にしたいかを意識して色を選ぶとよいでしょう。
例えば、明るく広々とした雰囲気にしたければ、ホワイト・ベージュ・アイボリーなどの明るい色を選びましょう。
温もりや落ち着いた雰囲気にしたければ、自然の木に近い中間色を選ぶとよいでしょう。
ベージュ系なら明るさと温かさ、ブラウン系なら落ち着いた雰囲気になります。
ぐっと落ち着いた雰囲気にしたければ、ダークブラウンやブラックなどの濃い色を選びましょう。
TVや雑誌、SNSなどを見て一度は「こんな雰囲気が好き」と思った経験があると思います。
自分の好みのインテリアスタイルを参考にしたり、真似をしたりするのもよいでしょう。
まとめ
フローリングは種類や機能、色などさまざまな観点から選ぶことができます。
フローリングを選ぶ際の一番のポイントは「何を重視するか」です。
重視するポイントが決まったら優先順位をつけてみてください。
そうすることで、ご自宅に合ったフローリングが見つかるはずです。
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