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西尾市でリフォームローンを組む場合の費用と種類について

西尾市でリフォームローンを組む場合の費用と種類について

西尾市でリフォーム&リノベーションを行うこもれびデザインホームです。

リフォーム工事をする際、現金ではなくリフォームローンを組むことを希望する人もいます。リフォームローンとは住宅ローンとどのような違いがあるのでしょうか?また、おすすめのリフォームローンや金利についても知っておきたいです。

本記事では、リフォームローンの概要やおすすめのリフォームローン、金利などについて解説しています。また、リフォームローンを組む際の注意点や、西尾市でリフォームする際に使える補助金についても解説していますので、どうぞご覧ください。

リフォームでかかる費用

まずはリフォームでかかる費用についてみていきましょう。リフォームでは、工事費用の他に、工事費用以外の費用もかかってきます。この2つの費用について、詳しく内容を解説していきます。

工事費用

まず、工事費用を解説していきます。工事でかかる費用には、材料費・施工費(人件費)・諸経費の3つがあります。

 

材料費とは、例えばキッチンの交換リフォームをするなら新しいキッチン設備、内装のリフォームをするなら壁材やフローリングなどの資材が該当します。

 

施工費(人件費)とは、リフォーム工事をする際に作業してくれる職人さんの人件費のことです。

 

諸経費は、現場管理費用や工事する際に必要になってくる申請があれば申請費用、経費などが該当します。

工事費用以外の費用

続いて、工事費用以外にかかる費用をみていきましょう。

 

まずは設計費です。小規模なリフォームで設計費がかかることはほとんどありませんが、間取りの変更がある工事の場合、設計費用がかかる場合があります。事前に業者に設計費がかかるのかどうかを確認しておきましょう。

 

続いて、リフォーム工事中の仮住まいやトランクルーム費用です。例えば、家具などの私物を置いてある部屋をリフォームする場合、荷物を一時的に移動させなければなりません。他の部屋に移動できない場合、トランクルームなどに預けるなどの対処が必要です。

 

また、工事期間中に住めなくなるような大掛かりなリフォームをする場合、ホテルやマンスリーマンションなどに仮住まいをしなければならないこともあります。その際に、仮住まい先での家賃の支払いが発生することもあるので注意しましょう。トランクルームを借りたり、仮住まいに引っ越したりする場合、引っ越し費用やトランクルームへの荷物の運送費もかかってくるため、その分の費用も頭に入れておいてください。

 

他にも職人さんが工事期間中に車を駐車できる場所を確保しなければなりません。家やマンションの駐車場がない場合、近くに必要代数分の駐車場を借りないといけない場合もあります。工事期間が長くなると、その分の駐車場費用も相当額かかってくるので気をつけましょう。

 

増改築が伴う大規模な改修の場合には、建築確認申請の手続き費用もかかってきます。

リフォームでかかる費用相場

ここからは、リフォームでかかる費用相場を簡単に見ておきましょう。設備のグレードによって費用は大きく変わります。細かい見積もりを知りたい場合には業者への見積もり依頼が必要ですが、目安として知っておいてください。

トイレのリフォーム

トイレ本体の交換、内装のリフォームだけなら20万円程度でリフォームが可能です。ただ、洋式便器から洋式便器への交換だと10万円程度、和式から洋式便器への変更やトイレ空間を広げるリフォーム工事だと50万円以上の費用になる場合もあります。手すりを設置するなど、付帯工事も加わると100万円近くの工事費用がかかることもあるため、注意しましょう。

キッチンのリフォーム

キッチンリフォームでは、50〜150万円が費用相場です。ただ、交換するシステムキッチンのグレードによって、価格が大きく変わってきます。また、壁付キッチンだったものをアイランド型キッチンに変更した場合、給排水工事や電気配線工事もしなければならない場合もあります。その場合、工事費用が100万円以上かかることもあるでしょう。

浴室のリフォーム

ユニットバスのリフォーム工事の場合、80~180万円が費用相場です。タイル貼りの在来浴室からユニットバスへのリフォームの場合、比較的高額となります。

 

  • ユニットバスからユニットバスの交換の場合、80〜150万円程度
  • 在来工法からユニットバスへの変更の場合、100〜180万円程度

 

元々の浴室の状況によっては費用がさらに高くなることもあるでしょう。

洗面所のリフォーム

洗面化粧台をリフォームする場合、既存の洗面台と同じ位置に設置し、洗面化粧台を交換するだけであれば10万円程度でもリフォームができます。ただし、洗面化粧台のグレードによっては20万円以上かかることもあるでしょう。また、壁紙を変えたり、床材も変更したい場合、50万円以上の費用を負担しなければならないこともあります。

外壁のリフォーム

外壁のリフォームには、外壁塗装・外壁張替え・外壁カバー工法の3つの方法があります。外壁塗装は、使用する塗料のグレードによって費用がかかりますが、60〜180万円程度かかるでしょう。

 

外壁の張替えの場合、既存の外壁撤去・処分と新規の外壁張りのため、150〜300万円程度が費用相場です。また、外壁カバー工法の場合、既存外壁撤去や処分費用がかかりませんので比較的お値打ちとなります。

屋根のリフォーム

屋根のリフォームも、屋根塗装・屋根張替え・屋根カバー工法の3種類のリフォームができます。屋根塗装も外壁塗装と同様に、使用する塗料グレードによって金額が変わってきます。大体40〜100万円程度かかってくるでしょう。屋根張替えは、張り替える屋根材にもよりますが150〜200万円程度、屋根カバー工法だと100〜150万円程度になります。

断熱リフォーム

断熱リフォームとは、壁や床・小屋裏に断熱材をつけたりすることで外気温の影響を受けにくい家にするリフォームのことです。一戸建ての家の壁を全て断熱リフォームする場合、室内壁を取っ払うなど大掛かりな工事が必要になってくるため、300〜500万円以上かかることもあります。

 

ただ、断熱リフォームでは補助金利用も可能です。利用できる補助金があれば、大いに活用しましょう。

耐震リフォーム

耐震リフォームとは、金具を取り付けたり外壁材を耐震パネルに変えるなどの様々な工事を行って、家の耐震性を高めます。工事内容によって費用が大きく変わるため、費用相場は25〜200万円と大きな差があります。耐震リフォームも断熱リフォームと同様に、補助金制度の利用が可能です。使える補助金を利用するようにしましょう。

リフォームローンとは

ここからは、リフォームローンについて見ていきましょう。リフォームローンとは、家を増改築したり修繕する場合に利用できるローン制度です。ただ、住宅の購入目的では利用はできません。

住宅ローンとのちがい

新築住宅の購入時などには住宅ローンが利用できます。その他にも、住宅ローンとリフォームローンにはいくつか違いがあるので、それぞれのメリット・デメリットから違いを見ていきましょう。

リフォームローンのメリット・デメリット

リフォームローンのメリットは2つです。

 

  • 比較的審査が通りやすい
  • 無担保で借りられる

 

一般的な住宅ローンよりも審査の基準がゆるいため比較的審査が通りやすいです。審査期間も1〜5日程度と短めなので、すぐに結果を知ることができます。無担保で借りられるリフォームローンが多いですが、リフォームする物件を担保に入れる場合もあります。

 

リフォームローンのデメリットは3つあります。

 

  • 借入上限額が小さい
  • 返済期間が短い
  • 金利が高い

 

借入の上限が500〜1,000万円までのローンが多いため、リフォームの内容によっては全てを賄うことができない可能性もあるでしょう。また、住宅ローンの場合だと最長で35年借りられますが、リフォームローンだと15年程度と返済期間が短いため、月々の返済が高額になります。他にも住宅ローンよりも金利が高いため、その分の負担も増えます。

住宅ローンのメリット・デメリット

続いて住宅ローンのメリットは以下の3つです。

 

  • 借入限度額が大きい
  • 返済期間が長い
  • 金利が低い

 

住宅ローンは借入限度額が最大1億円程度までと上限が大きく設定できるローンが多いため、借りたい分を借りれる可能性が高いです。実際にどのくらい借りれるかは収入条件によって異なりますが、頭金を多く用意しなくてもローンで賄える可能性があります。返済期間も長いので、月々の返済負担も減らせるでしょう。金利もリフォームローンより低いです。

 

住宅ローンでのデメリットは、審査が厳しい点です。収入や年齢など様々な要件を審査するため、審査期間も長く厳しいため融資が通らないということもあります。通常で2〜3週間の審査がかかったり、繁忙期だと1.5か月かかることもあるようです。

リフォームでも住宅ローンが使えることがある

住宅のリフォームでも、場合によっては住宅ローンを利用できます。例えば、住宅購入と合わせてリフォームする場合、以下の2つのいずれかの方法でローンが組めます。

 

  • 一体型住宅ローンの利用
  • 住宅ローンとリフォームローンの併用

 

住宅ローンとリフォームローンの併用の方が金利が高くなりますが、物件購入後にリフォーム業者を選ぶことができます。一体型住宅ローンだと、金利が低くなるため月々の返済額を抑えられるメリットがあります。ただ、審査のためのスケジュールがタイトになりがちなので注意が必要です。

条件が満たされれば住宅ローン控除が使える可能性もある

返済期間10年以上で工事費用が100万円を超えるリフォームで、住宅ローンを利用する場合、住宅ローン控除が適用される可能性があります。住宅ローン控除が利用できれば、ローンの年末残高の0.7%を所得税額から控除することも可能です。ローンの借入金額が大きく、返済期間を10年以上で設定したい場合は住宅ローンの利用も検討しましょう。

リフォームでローンを利用するには

リフォームでローンを利用する場合の手順と、どこでリフォームローンを借りられるかについて解説します。

利用までの手順

リフォームローンの申し込みから完了までの流れは以下のようになります。

 

  1. リフォームをお願いする工事業者を探して、見積もりを取る
  2. リフォームローンの申し込み審査を受ける
  3. リフォーム工事をリフォーム工事業者に発注
  4. 借入開始

 

上記の流れで借入ができるようになります。リフォームローンの審査項目と一般的な審査基準は以下のようになります。

 

  • 完済時の年齢
  • 借りる人の健康状態
  • 借りる人の年収
  • 担保評価
  • 借入時の年齢
  • 雇用形態
  • 勤続年数
  • 所有資産 など

 

特に「完済時の年齢」と「借りる人の健康状態」を、金融機関は重視します。つまり、返済期間から完済時まで健康に働くことができ、安定した収入を得られる経済力があるかどうかを見ているのです。

リフォームローンはどこで借りれる?

リフォームローンは、以下の3つの機関で借りることが可能です。

 

  • 住宅金融支援機構や地方自治体などの公的機関
  • 都市銀行や地方銀行などの銀行系
  • 信販会社が提供する信販系(弊社取扱い)

 

公的融資の場合、リフォームローンの利用額は全体の80%のため残り20%は現金で賄う必要があります。銀行系は最もよく利用されるリフォームローンで、一般的なローンよりも金利が低く、大きな借入額と長い返済期間で借りられます。信販系のリフォームローンは、短い審査日数で審査にも通りやすいです。ただ、他の借入先よりも金利が高く、長期での返済には不向きな機関でもあります。

リフォームローンの金利の相場

続いてリフォームローンの金利の相場を見ていきましょう。

無担保型リフォームローンの場合

担保とは、融資を受ける際に債務者が万が一支払い困難な状況になった時のために、あらかじめ債権者に提供しておくもののことです。リフォームローンでは、無担保型と担保型のどちらかを選ぶことができます。無担保型の場合、借入可能な金額の上限が500万〜1,000万円、借入可能な期間が10〜15年程度です。金利相場は変動型の場合だと1.2〜4.0%、固定型の場合だと1.9%〜5.0%が相場となっています。

担保型リフォームローンの場合

担保型のリフォームローンの場合、無担保型よりも借入可能金額の上限が高く、1,000万〜1億円まで借りられます。返済期間は最長で35年です。金利相場は、変動型で0.3%〜0.5%、固定型の場合0.7〜1.7%と無担保型よりも低く設定されています。住宅ローンをリフォーム資金に適用する場合、基本的には担保型を選択することになります。

 

小規模なリフォームローンの場合、無担保型のリフォームローンがおすすめです。少額のリフォームの場合、持ち家があること、小さい規模のリフォームならお金がかけられる、ということが審査でも見なされて無担保で通りやすくなります。担保型の場合、手続きが複雑で抵当権の設定費用などもかかり高額になりやすいため、手続きが簡単な無担保型を使うと良いでしょう。

 

もしリフォーム費用が足りなくなれば、無担保型ローンから担保型ローンへの移行もできます。無担保型と担保型のどちらにするかは、リフォーム工事をお願いする業者にも相談してみましょう。

おすすめのリフォームローン比較

ここからは、おすすめするリフォームローンを見ていきましょう。

TOTOリモデルローン(オリエントコーポレーション)

弊社取扱いのTOTOリモデルローンは、TOTOと信販会社の提携クレジットで、住まいのさまざまなリモデル工事に対応した便利なローンです。

 

  • 借入期間:6ヶ月以上・15年以内
  • 借入金額:10万円以上・1,000万円以下
  • 金利:2.20%~2.95%

【無担保型】三菱UFJ銀行 ネットDEリフォームローン

三菱UFL銀行のネットDEリフォームローンは、インターネットから手続きが可能です。大手銀行なので安心感もあります。また、すでに同銀行で住宅ローンを利用していたり、バリアフリー工事を実施する場合は優遇制度もあります。

 

  • 借入期間:6か月以上・15年以内
  • 借入金額:50万円以上・1,000万円以下
  • 金利:変動金利型2.875%

(ただし、同銀行で住宅ローンを利用している場合は2.375%、バリアフリー化のリフォームをする場合は2.49%、どちらも該当する場合は1.99%)

  • 保証人は原則不要

 

手数料はかかりませんが、繰り上げ返済手数料は税込5,500円かかります。

【無担保型】イオン銀行 リフォームローン

イオン銀行のリフォームローンは、30万円以上500万円以下のリフォームでローンを借りたい場合におすすめです。全期間固定金利型のため、月々の返済計画も立てやすいという特徴があります。

 

  • 借入期間:1年以上・10年以内
  • 借入金額:30万円以上・500万円以下
  • 金利:全期間金利型2.90%
  • 保証人は原則不要

 

住宅ローン一体型を希望する場合、1億円まで借入が可能な「住宅ローン リフォーム活用プラン」もあります。

【担保型】日本モーゲージサービス MSJ【リ・バース60】(ノンリコース型)

日本モーゲージサービスのMSJ【リ・バース60】(ノンリコース型)は、年齢制限の上限がありません。そのため、高齢で他の銀行ではローンが借りられないという方がよく利用しています。

 

  • 返済期限:申し込みご本人や連帯債務者の全員が亡くなられた時か日本モーゲージサービスがその事実を知った時
  • 借入金額:500万円以上・8,000万円以下
  • 金利:変動金利型2.975%
  • 担保:住宅・敷地に抵当権の設置をする必要がある
  • 保証人は原則不要
  • 手数料:融資手数料は借入額×2.20%で最低金額は22万円 繰り上げ返済手数料は5,500円

 

収入は年金だけだが、自宅をリフォーム・建て替え・購入したい人に向いています。自宅を担保にすることが前提ですが、基本利息のみの支払いで、年に1度は面談や電話で現況確認をされます。

【担保型】日本モーゲージサービス MSJ住宅ローン【十色(トイロ)】

MSJ住宅ローン【十色(トイロ)】は、以下の基準を満たすことで、住宅ローンの借り入れをリフォームの資金にもあてられます。

 

  • 敷地面積が60m2以上で、延べ床面積が戸建てなら50m2以上、マンションなら専有面積が50m2以上

 

借り入れ期間や借り入れ金額などの条件は以下のようになります。

 

  • 借入期間:2年以上・35年以内
  • 借入金額:100万円以上・1億円以下
  • 金利:変動金利型0.850%・固定金利型1.172〜1.712%(変動金利型と固定金利型(2・3・5・7・10年)で選択が可能)
  • 担保:住宅・敷地に抵当権の設置をする必要がある
  • 保証人は原則不要
  • 手数料:融資手数料は借入額×2.20%で最低金額は16.5万円 繰り上げ返済手数料は無料

 

工事内容に関わらず、新たにリフォームローンを組んで月々の返済額が高くならないようにしたい場合や、住宅ローンの見直しをして資金を浮かせたい場合におすすめです。

【担保型】住宅金融支援機構 リフォーム融資(耐震改修工事)

住宅金融支援機構のリフォーム融資は、本人もしくは配偶者やご親族の住宅の耐震改修リフォームをしたい場合におすすめのリフォームローンです。

 

  • 借入期間:1年以上・20年以内
  • 借入金額:10万円以上・1,500円以下
  • 金利:全期間固定金利型 1.55%/3.35%
  • 担保:住宅・敷地に抵当権の設置をする必要がある(借入額が300万円を超える場合)
  • 保証人は原則不要
  • 手数料:なし
  • 団体信用生命保険への加入を推奨している

 

ただし、このリフォームローンが利用できるのは、耐震が目的の場合と、耐震工事と一緒に他のリフォーム工事を実施する場合のみです。

変動金利と固定金利のちがい

ここで、変動金利型と固定金利型の違いをみていきましょう。また、それぞれの金利型で向いている人の特徴も解説していきます。

固定金利型

固定金利型とは、毎月の返済金額が変わらない金利型のことです。たとえ日銀の金融政策が「利上げ」の方向に動いて、住宅ローン金利が上がったとしても、すでに借入した住宅ローンの返済金額は変わりません。固定金利型には「全期間固定金利型」と「固定金利期間選択型」の2パターンがあります。

 

「全期間固定金利型」は、市場金利が変動したとしても、ローン契約時の金利のまま完済するまで金利が変わらず毎月の返済額を一定にできます。金利上昇のリスクがないので、将来金利の上昇が予想される場合には安心です。また、毎月の返済額が一定なので、返済計画も立てやすくなります。

ただ、変動金利よりも適用される金利は高めに設定されるため、トータルで見た時の返済額が多くなる可能性もあります。

 

「固定金利型期間選択型」は、借入当初に決めた3年・5年・10年などの一定期間中は金利が変わらず、この期間をすぎると金利が変動するローンのことです。一定期間は返済金額が変わらないため、その期間の返済計画が立てやすいですが、固定期間が終了すると適用金利が上がって返済額が増える可能性もあります。

固定金利型が向いている人

固定金利型は、ライフプランで子供の進学などで支出が増える可能性が高い方に向いている金利型です。なぜなら、毎月の返済金額が固定されているので、返済計画も立てやすく子供の進学のためにあてる貯蓄もしやすいからです。変動金利型の場合、子供の進学と住宅ローンの金利が上がるタイミングが一緒だと、出費が重なってしまう可能性があります。

変動金利型

変動金利型とは、半年ごとに金利が見直されるタイプのローンです。現在全体の半数以上の人が変動金利型を選んでいます。変動金利型は、固定金利型よりも金利が低く設定されており、低金利が長期にわたって継続している状況であれば非常に有利な金利タイプといえます。

 

ただ、市場金利が上がると返済額が増える恐れもあり、将来どのようになるかは予想できません。そのため、固定金利型と違ってローン契約時にトータルの返済額を確定することができないというデメリットがあります。

変動金利型が向いている人

繰り上げ返済を積極的に行って返済していきたいという方には、変動金利がおすすめです。

金利が上がる際に、返済額軽減型の繰上返済を行うことで、毎月の返済額の上昇を抑えることができます。また、期間短縮型の繰上返済で返済期間を短くすることで、金利上昇後の期間を短くすることができ、トータルの支払額を抑えることが可能です。

リフォームローンの注意点

リフォームローンを組む際の注意点を見ていきましょう。

 

金融機関が審査で特に注目しているポイントは、年齢と勤続年数、返済負担率です。まず、年齢は借入時は70歳以下、完済時には80歳を上限としているところが多いです。

 

続いて勤続年数ですが、リフォームローンで借りる額が多いと返済にかかる期間も長くなるため、一定の収入が入るかどうかを審査します。アルバイトや派遣社員だと安定した収入が入るという判断はされないことが多いため、審査が通らない可能性が高いです。正社員であれば安定した収入を得ることができると判断され、審査が通る可能性も高くなります。勤続年数はリフォームローンの場合だと1、2年以上、自営業の場合だと2年以上継続して事業収入があるかどうかを基準に審査しています。

 

返済負担率は、年収に対して無理なく返済できるかを表している比率のことです。一般的に適正とされる比率は以下のようになります。

 

  • 年収350万円未満で25%以内
  • 年収400万円以上で35%以内

 

例えば、住宅ローンで数千万円を借りているのにリフォームローンを借りようとしても、審査を通過するのは難しいでしょう。リフォームローンは借りれる期間が短い場合もあるため、その分返済負担率が高くなる場合借入金額が減ることもあります。そうなると、足りない分を現金で支払わなければならない場合もあるのです。月々の返済率がどのくらいになるのかを事前に計算し、返済で生活が苦しくならないかを確かめておきましょう。

リフォームで使える西尾市の補助金

リフォームでは、要件を満たせば補助金を受け取ることもできます。ここでは、西尾市でリフォームをする際に使える補助金制度を一挙紹介していきます。

住宅改修助成制度(高齢者向け)

手すり取り付け・段差解消などの住宅改修時に、費用の一部が助成される制度を住宅改修女性制度(高齢者向け)といいます。助成額は、改修費用20万円を上限としてその7〜9割までの額が支給されます。

 

対象となる工事は以下の通りです。

 

  • 手すりの取り付け
  • 段差の解消
  • 滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
  • 扉から引き戸等への取り替え
  • 和式便器から洋式便器等への取り替え など

 

また、この改修費用が介護保険住宅改修費の上限を超える場合、西尾市独自の助成制度も利用できます。

西尾市三世代同居対応住宅支援事業助成金

西尾市では、子育てや介護を家族同士で支え合うことで子育てなどにかかる負担の軽減を目的に三世代同居対応の住宅の新築・改修工事でかかる費用の一部を補助してくれます。

 

ただし、募集戸数は令和5年度では25戸で、令和6年2月8日時点で残り6戸です。助成金の額は、工事費の2分の1を限度として、10万円の補助が受け取れます。

西尾市民間木造住宅耐震改修費等助成事業助成金

こちらの助成制度は、旧基準木造住宅の耐震改修工事を実施予定の方を対象に、耐震改修費・段階耐震改修費・耐震シェルター整備費・小規模改修費・住宅除却費を補助する制度です。対象となる住宅は、昭和56年5月31日以前に着工され、西尾市が実施する無料耐震診断の結果で、判定値が1.0未満と判定された住宅です。

 

ただし補修戸数が年間で5戸で、補助金額は工事費の額を限度に、120万円の補助が出ます。

西尾市ブロック塀等撤去費助成金

この助成制度は、地震発生時における災害から市民の命を守るために古いブロック撤去を行う人に対して、撤去費用を補助してくれる制度です。

 

対象となるブロック塀は、コンクリートブロック・レンガ・大谷石で、対象となる工事は、「対象となるブロック塀等の、組積造部分の高さ80cm以上を撤去する工事」です。補助金の額は、ブロック塀などの撤去工事費用と基準額のどちらか少ない額で、通学路などの場合は3分の2の額を限度に15万円、その他の箇所だと2分の1の額を限度に10万円の補助が出ます。基準額とは、補助対象撤去の長さ1mあたり1万円です。

 

撤去する予定のブロック塀が通学路等(通学路・災害時の避難路・その他市長が定める路線)に該当するかどうかは、建築課で確認することが可能です。

西尾市住宅浸水対策改修等工事費助成金

この制度は、住宅の浸水対策工事を行う人に改修費用を補助する制度です。水害が激甚化していることから、令和5年度から補助制度の内容が拡充されています。

 

対象となる工事は、以下の3種類です。

 

  • 浸水対策改修等工事 
  • 浸水防止施設設置工事
  • 市長が認める工事

 

補助額は、浸水対策工事に要する費用の2分の1の額を限度として、浸水対策改修等工事で上限100万円、浸水防止施設設置工事と市長が認める工事の合計で上限50万円です。ただし、これら3つの工事を行う場合、補助金の上限は100万円までになります。

西尾市アスベスト対策費助成金

この制度は、吹付けアスベストなどが施工されている可能性がある建築物のアスベストの分析調査と除去等に要する費用を補助してくれる制度です。補助金の額は、以下の通りになります。

 

  • アスベストの分析調査に要した費用の額を限度に、25万円を補助
  • アスベストの除去に要した費用の3分の2を限度に、180万円を補助

西尾市住宅用地球温暖化対策設備導入費補助金

こちらの補助金制度は、地球温暖化防止対策の一環として、太陽光発電施設など市が定める住宅用地球温暖化対策設備を設置する人に対して補助金が交付される制度です。補助金の額は、以下のようになります。

 

  • 住宅用太陽光発電施設、HEMS、定置用リチウムイオン蓄電システムを同時設置 13万円
  • 住宅用太陽光発電施設、HEMS、電気自動車等充給電設備を同時設置 10万円
  • 家庭用エネルギー管理システム(HEMS) 1万円
  • 家庭用燃料電池システム(エネファーム) 8万円
  • 定置用リチウムイオン蓄電システム 8万円
  • 電気自動車等充給電設備 5万円

 

ただし、補助金の額が、補助対象事業費の3分の1を上回る場合は補助対象事業費の3分の1が補助金額となります。

耐震診断

西尾市では、昭和56年5月31日以前に着工した住宅の耐震診断の補助も行っています。木造住宅耐震診断の場合、2階建て以下の木造住宅で在来軸組工法または伝統構法でできた家を対象に無料で診断を行っています。木造住宅以外の住宅耐震診断の場合、診断費の3分の2で、9万円以内の補助を受けることが可能です。ただし募集戸数は1戸のみです。

まとめ

リフォームローンについての解説をしました。リフォームローンは住宅ローンとは違い無担保で借りれるなどのメリットもありますが、借入額が少ない場合もあり、全額借入ができない可能性もあります。その場合は住宅ローンを利用することも考えると良いでしょう。また、無担保型・担保型でそれぞれおすすめのリフォームローンもたくさん取り揃えています。

 

どのようなリフォームを行うかによって、おすすめのリフォームローンも異なるのでそれぞれのリフォームローンのプランを比較するのも重要です。これまで解説したことを参考に、適切なリフォームローンを組むようにしましょう。