玄関アプローチの素材と作り方のポイントについて解説
西尾市でリフォーム&リノベーションを行う「こもれびデザインホーム」です。
今回は玄関アプローチについてです。
「玄関アプローチって必要なの?」「どんな素材で、どう作ればいいの?」とお困りの方はいませんか。
玄関アプローチは外から訪れた人が最初に目にする場所で、家の印象やイメージを決める重要な場所です。
玄関アプローチを作る際の素材とポイントについて解説します。
ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
玄関アプローチとは?
玄関アプローチとは、道路や門から玄関までの通路のことで、家族やお客様を玄関まで誘導するための大切な場所です。
土のままでは雑草が生え、除草作業が大変ですし、雨が降ると地面がぬかるみ履物が汚れ、玄関や車を汚してしまいます。
そうならないためにも、玄関アプローチをしっかりと作ることが大切です。
また、見た目だけでなく、防犯やバリアフリーなどの機能面にも配慮することが必要でしょう。
玄関アプローチの素材の種類と特徴
玄関アプローチは、土足や自転車、または車などで通る場所になります。
そのため、硬くて丈夫な素材であることが望ましいです。
それでは、玄関アプローチに使用される代表的な素材を特徴と共にいくつか紹介していきます。
石材
石材は、使用する石の種類や敷き方で和風と洋風どちらの雰囲気にもよく合い、高級感がある素材です。
土の上に石を敷くので雑草が生えにくくなり、除草作業の負担が軽減されます。
また、雨の日でも履物が汚れにくく、ぬかるみが無いので、歩きやすく、ベビーカーや自転車などの車輪も通りやすいというメリットもあります。
割れにくくて丈夫なので半永久的に使用でき、メンテナンス費用を抑えることができるのです。
注意点
- 水に濡れたり、砂や土で汚れたりすると滑りやすい。
- 自分で施工するのは難しいので初期費用はかかってしまう。
レンガ
レンガは、自然素材でできているため温かみがあります。
赤みがかった茶色系のものが多く、焼きムラや経年変化からくる風合いが人気で、洋風の雰囲気にピッタリ。
土の上にレンガを敷くので雑草が生えにくくなり、除草作業の負担が軽減されます。
吸水性が高いので、雨が降っても水はけがよく、安心して歩くことができます。
ホームセンターで手軽に購入でき、自分で施工も可能なのでDIYにチャレンジしてみるのもよいでしょう。
注意点
- 経年変化を楽しめる素材ですが、風化もしやすい。
- 吸水性が高いため、ジメジメした場所では苔が発生し滑りやすくなる。
タイル
タイルは、大きさ・質感・カラー・形が豊富にある素材です。
選ぶものによって高級感を出すことも、可愛らしさを出すこともでき、いろいろなデザインを楽しめますよ。
土の上にタイルを張るので雑草が生えにくくなり、除草作業の負担が軽減されます。
汚れが付きにくく、もし汚れてもブラシで軽くこすり水で洗い流せるので、お手入れもラクラク。
また、雨の日でも履物が汚れにくく、ぬかるみが無いので、歩きやすく、ベビーカーや自転車などの車輪も通りやすいというメリットもあります。
もし、一部が欠けてしまった場合でも、欠けたタイルを張り替えるだけで元通り。
注意点
- 水に濡れると滑りやすいタイルもあるため、屋外用の滑りにくいものを選びましょう。
- 自分で施工するのは難しいので初期費用はかかってしまう。
- 夏場は熱がこもりやすく、高温になりやすい。
コンクリート
道路にも使用される丈夫な素材です。玄関前を駐車場にする場合や無機質でシンプルな印象を好む方にオススメ。
他の素材に比べ施工に手間がかからず、目地がないので落ち葉やごみなどの掃除が簡単。
土の上をコンクリートで覆うので雑草が生えません。
また、雨の日でも履物が汚れにくく、ぬかるみが無いので、歩きやすく、ベビーカーや自転車などの車輪も通りやすいというメリットもあります。
注意点
- 水に濡れたり、砂や土で汚れたりすると滑りやすい。
- クラックというひび割れが発生する。
- 夏場は熱がこもりやすく、高温になりやすい。
砂利
ホームセンターで手軽に購入でき、砂利を敷き詰めるだけの簡単な施工方法なのでDIYにオススメです。
土を砂利で覆うので雑草が生えにくくなり、除草作業の負担が軽減されます。
さらに雑草を生えにくくするには、砂利の下に防草シートを敷くとよいでしょう。
大きめの砂利や角がある砂利を敷くと、踏みしめたときに音が鳴ることから防犯対策にもなります。
注意点
- 砂利に足をとられて歩きにくいですが、飛び石や枕木を設けることで歩きやすくなります。
- 砂利にベビーカーや自転車などの車輪をとられ動かしにくくなる。
- 落ち葉やごみなどを掃除するのが面倒。
- よく踏む部分は減っていってしまう。
枕木
枕木とは、線路の下に敷かれている木材です。
アンティークな味わいがあり、経年変化を楽しむことがでるエクステリアに人気の素材です。
安価なものも多く、和風と洋風どちらの雰囲気にもよく合います。
また、下記であげているような欠点をカバーしたコンクリート製のものもあるので、こちらを使用するのもよいでしょう。
注意点
- 木材なので、腐ったり、割れたり、劣化しやすい。
- 数年に一度防腐剤を塗る必要がある。
- シロアリや虫がつき、建物に悪影響を及ぼすリスクがある。
玄関アプローチを作る際のポイント
玄関アプローチは、どのような点に気を付けて作ったらよいかを解説していきます。
玄関アプローチの幅
通路の標準的な幅は、大人1人で通行する幅として60㎝以上が必要とされています。
しかし、玄関アプローチはお子様と手を繋いで歩いたり、自転車を押して歩いたりする場所です。
敷地の状況によっては難しいかもしれませんが、120㎝以上の幅がとれることが理想的。
バリアフリー
小さなお子様やご高齢の方のためにも段差を無くすことが望ましいです。
玄関までに高低差がある場合には、スロープや緩やかな階段を設け、手すりを設置するとよいでしょう。
また、水はけを良くし、滑らないようにすることも大切です。
防犯対策
玄関アプローチは、可能なかぎり、玄関の正面に設けることを避けたほうがよいでしょう。
正面に設けた場合、玄関のドアを開けると、道路から家の中が丸見えになってしまいます。
少しでも門扉と玄関の位置をずらすことで、家の中の様子が外から分かりづらくなります。
また、植栽が多くなると死角ができ、侵入者が潜む可能性があるので注意しましょう。
照明
夜間には足下を照らす照明が必要になります。
玄関アプローチの脇に植栽があれば、それらをライトアップし、玄関アプローチに明かりが落ちるようにしてはどうでしょうか。
柔らかな明かりが、誘導灯の役目を果たしてくれます。
また、防犯対策として、人が近づくと点灯する人感センサー付きの照明を設置するのもよいでしょう。
エクステリア工事の事例
こもれびデザインホームで実際に行ったエクステリア工事の事例を紹介します。
足元快適!これで雨の日も安心です!
before | after |
- 施工エリア:西尾市
- 施工費用:115万円
土のままだった玄関アプローチをコンクリートと砂利敷きにリフォームしました。
以前の土だった玄関アプローチは車の出入りによる轍ができ、水たまりが出来ていました。
コンクリートと砂利を敷くことで、轍ができなくなり、水はけが良くなりました。
雑草も生えにくく、除草作業の負担が軽減されました。
家の外観にピッタリ!モダンでかっこいいエクステリア
before | after |
- 施工エリア:西尾市
- 施工費用:480万円
家の前の駐車場はコンクリートで仕上げました。
隣地との間には外からの視線を遮るための目隠しフェンスを設置。
家の外観に合わせた門扉を設け、その裏には正面から目立たないようにサイクルポート(屋根付きの駐輪所)を配置しています。
スリットラインがポイント!おしゃれなエクステリア
before | after |
- 施工エリア:岡崎市
- 施工費用:150万円
駐車場は建物に合わせた直線的なコンクリートのスリットラインをデザインしました。
スリットの部分には砂利を敷き詰め、雑草が生えにくくしています。
玄関前には砂利を敷き、コンクリート製の枕木を設置。
リビングからつながるウッドデッキの前には外からの視線を遮るためにウッド調フェンスを設置しました。
まとめ
玄関アプローチは、家族やお客様を玄関まで誘導するための大切な場所です。
素材や機能性にこだわり、しっかりと作ることが重要になります。
本記事では、玄関アプローチに使用される代表的な素材を特徴と共に解説しました。
また、作り方のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしていただき、ご自宅に合った玄関アプローチを作ってください。
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